デジタルっていうのは、便利だけど、ありがたみのないもんだね。
いや、なんていうか、その再現可能性はある意味ありがたいんだけど、再現可能性がありすぎて、再現不可能性によるありがたみが、ない。
なんだか、訳が分からん。
要は、簡単に複製が作れすぎて、それしかないっていう貴重さが失われるってことか。
だったら、最初からそう言えって。
まぁ、アナログのものをデジタル化すると、そこに失われるものは必ずあるわけだけど、一度デジタル化されたものは大元のデータさえなくならなければ、いくらでもコピーができる。
それって、便利だけど、ありがたくない。
ひとつしかないと思えば大切に扱うけど、いくらでも代わりがあると思うとぞんざいになっちゃったりする。
保存する、という利点だけを活かして、簡単に複製ができる、という利点は封印しておくのがいいのかな。