えっと、もうすぐ午前4時。
地下鉄サリン事件から10年経ったということで、ラジオでゲストに来てた人が話してたことがとても興味深かったり、真夜中ひとりで仕事しながらへんなことを思いついてみたり、書きたいことはあるんだけど、これから車走らせて帰らないといけないと思うと、ここでのんびりしてるわけにもいかず、今日は断念。
・・・ちょっと断片だけでも書いとこう。
オウムの話。ゲストの人は、名前を思い出せないんだけど、オウムを主題にしたドキュメンタリー映画を撮った人だということだった。
オウム以降、オウムや”社会的危機”に対して過剰反応してるんじゃないか、ということ。そのために、絶対的な善悪をつけたがること。そして、それはいろいろな価値観を認めるよりも危険なんじゃないかということ。きっちり覚えてないんだけど、おおむね、そういうことを話していたと思う。
そのあたりは、私もそういうふうに感じてるとこもあるので、理解できる話だったんだけど、この人の話の中で一番印象的だったのは、元オウム真理教幹部の人を「さん」づけで呼んでいたことだった。現在でも接見に行ったりしてるとのことで、そのときに普通にそう呼んでいた。
あぁ、そうだなぁ。彼らも一人の人間なんだよなぁ。と思った。そして、そうやって扱う人があまりにも少ないなぁと。自分自身、オウム信者に対して、転入届が受理されないとか、そういった話にはものすごく違和感があったんだけど、もそういうことに意識がぜんぜん向いてなかった。
彼らのしたことは決して許されることではないけど、彼らは、少なくとも彼らの多くは、絶対的な「悪人」ではなく、ただ弱くて、信じていただけなんだろうと思う。
そして、多くの人は何かのきっかけがあれば、「彼ら」になってしまうことだってあるんじゃないかと思う。私は、自分自身がそうならないとは、まったく言い切れない。もちろん、なるつもりはないけど。
断片のつもりが、だいぶしっかり書いてしまった。
でもさ、一番の驚きは、あれからもう10年経っちゃったってことだねぇ。
真夜中思いついたへんなことは、まぁいいや。