夏の甲子園が終了。
昨日の決勝戦はすごかったねぇ。
って言っても、ニュースで見ただけだけど。
とにかく、あの炎天下で、178とか165とかいう球数を投げるだけでも充分すごい。
そして、あの試合のすごさは、そこでプレーしているのが誰かということに関係ないと思う。
駒大苫小牧の田中、早稲田実業の斉藤両投手はもちろんいいピッチャーではあるけど、仮に投げていたのが彼らじゃなくても、やっぱりあれはいい試合だった。
そして、それこそが、本来のスポーツのおもしろさなんだろう、と思う。
つまり、その裏にある「美談」なんぞ必要ないってことだ。まぁ、適度にならあってもいいけど、あれはあくまで「隠し味」でしかないはず。
隠し味は表に出過ぎちゃいかんのですよ。
そんなことはともかく、ニュースで見ただけの私ですら、なんか引きずり込まれて、今日の再試合は終わりの方だけだけど、ラジオで実況中継を聞いてしまった。
どっちが優勝してもおかしくない試合だったけど、多少なりとも他にも投げられる投手がいる駒大苫小牧の方が、さすがに有利かと思ったら、早実が優勝。
斉藤投手はなんだろうねぇ、4連投だって言うのに、それでもまだ試合の終盤に147キロとか出してたよ。いやぁ、すごい人だ。
それと、こういう連投だなんだという試合が続くと、将来を考えて連投を禁止した方がいいとかいう話を聞くんだけど、それじゃ、部員数の少ない学校は甲子園に出られない、ということになっちゃうんじゃないのかなぁ。例え出られたとしても、優勝はできなくなるよね。投げないですむなら投げない方がいいのかもしれないけど、全国の弱小野球部にもわずかな可能性ぐらいは残しておいてほしいと思う。