この前、「ユージュアル・サスペクツ(THE USUAL SUSPECTS)」という映画のDVDを借りた。
なんか題名見たことあるのと、パッケージに書いてあったあらすじが好きな感じだったから、というなんの予備知識もなく決めてみたんだけど、これがなかなか当たりだった。派手さはないし、ハラハラドキドキもないけど、じっくり見られるいい”謎”を味わわせてくれた。
ある事件の容疑者として共に取り調べを受けた、前科者5人が襲った船が船は炎上してしまう。生存者の証言から”カイザー・ソゼ”という黒幕が浮かび上がった。
その正体は一体誰か? という話なんだけど(かなりおおざっぱに言ってるけど)、伏線もきちんと張られてるし、あれ? なんか違ったよねぇという矛盾なんかもちりばめられてる。それでも、自分の感覚と映画の中で語られてるのとがどっちが正しいのか分からなくなってくるような、そういううまさがある。
後半に入ってくるとなんとなく予想はついてくるけれど、ラストは小気味がいい。
それで、結末を知った上で、もう一度見直したくなるようなそんな映画だった。