忘れてた。
姫路への往復で読んだ(全部じゃないけど)本の読了メモ。
「吉原手引草」 (松井今朝子/幻冬舎文庫/時代・ミステリー)
「 R.P.G.」(宮部みゆき/集英社文庫/ミステリー)
「吉原手引草」は、直木賞もとった作品。吉原一の花魁 、葛城の失踪の謎を探る“誰か”が関係者の話を聞いていく形で物語は進んでいく。全編証言者の話だけで構成されているから、少し読みにくいところはある(会話の部分でどうしても不自然な聞き返しが増えたりするから)。けど、全体としてはおもしろい。でもって、葛城は一言で言うと「いい女」だと思う。相当に。
こういう構成の話、たしかアガサ・クリスティ氏も書いてたよね。
たしか「五匹の子豚」がそうだったとちょっと調べてみたけど、過去に起こったことを誰かの語ったことだけで調べていくという意味では似てるけど、特に会話文だけという構成でもないみたい。たしかうちにあるはずだから読み直してみようかな。
「 R.P.G.」は、一気に読ませるのはさすがだなと思う。内容の方は、宮部さんの作品の中では、地味といえば地味な出来かもしれない。でも、人情味のある展開は、とてもらしい。
てことで、3月1日より、16冊読了。
今日はこんなとこで。
なんかもろもろ進みませんので。