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北海道2日目(8/26)

卓球の福原愛選手と宇多田ヒカルさんは似ている。そっくりではないにしても、同じ系統の顔だと思う今日この頃。

さて、そろそろ書いとかないと、忘れ去ってしまうので、少しずつ書いとこう。
北海道2日目。

友達の運転で出発。
稚内から美瑛まで、およそ250kmぐらいかな。途中旭川まで、観光という意味では何もない。
ところどころで道の駅に寄りつつ(頼まれていたトウモロコシを買うため)、南下。

ある道の駅で、ゆでトウモロコシを売っていたおじさんは、
北海道の観光地なんてみんな手を加えてないところばっかりだよ。そのまんまだ。自分たちにしてみたら、全部当たり前のものでわざわざ見に行くようなもんじゃない。美瑛にしたって、ただ丘があるだけだ。
ということを言っていた。そういえば、沼川のラーメン屋のおばさんも、
来る人はみんな空気がおいしいって言うけど、自分たちにしてみたらいつものことだからわからない。
と言っていた。
確かに、そうなんだろう。
でも、だからこそ、訪れた人間にとってはいいんだろうし、私自身だからこそ、北海道にもう5回も来てるのかもしれない。
ただ、ここに住む人たちにとっては、この景色もなにもそれこそが生活であって、それ以上でもそれ以下でもないんだろうね。
とすれば、なんかそれに対して迂闊にものを言えないような気もする。

そして、さらに南下。
どこかでアイスを食べよう、ということになっていたので、途中、黄色い大きなソフトクリームを見つけて、そこに入る。
店の名前は「かぼちゃ王国」。食べたのは、当然かぼちゃソフト。
ここのご主人もなかなかユニークなおじさん。
まず、ソフトを注文したとき。
お皿にあった梨のようなものを楊枝にさして差し出される。何かと聞くと、大根の漬け物だという。ふーんと思って食べてみると、何やら甘い。梨とも違う。
見るとおじさん、にやっと笑って、「そこのメロンだよ」。日本ではこの店にしかないという、韓国産のメロン。小振りな実、黄色い皮、白い果肉。味は確かにメロンだけど、見た目はあんまりメロンっぽくない。
それから、かぼちゃソフトを食べ終えて出発しようとすると、店の向こうから「ちょっと待って」と、引き留められる。
「なんだよ、今から写真取りに行こうと思ったら、帰るんだもんな」となぜか怒られた(もちろん本気じゃない)。
撮った写真は半永久的にお店に保存されるらしい。
そして、いよいよ出発かと思いきや、お店の脇にある社にお参りしていけ、という。
黄色い鳥居のこの神社は、普通の神社と違ってお賽銭は後払い。
願いが叶ったときのことを想像しながら、鈴を鳴らし、そっと祠をのぞく。そこにはありがたい言葉が書いてあるので、それを見て叶いそうだと思ったら、賽銭を投げる。
みんなに笑顔になってもらおうと思って作ったという、おじさんの策略どおり、思わず笑顔なる仕掛け。
そうやって、集まったお賽銭は、交通安全の活動に寄付するとか。
ちなみに、上富良野にもこの「かぼちゃ王国」はあって、そこには大きな石が置いてあるそうだ。そして、この石にもおじさんの思いが込められた仕掛けがしてあるらしい。

・・・というところで、今宵はこの辺で。
続きは、またいつか。

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2004年09月06日 01:20に投稿されたエントリーのページです。

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