「やさしさの精神病理」(大平健著)という本を読んだ。
今、精神科の病気に関する仕事をしてるもんで、父親がこんなのも読んどけ、と差し出したもの。
旧来の「やさしさ」と若者たちの”やさしさ”が変質している、という。
この本が出版されたのが10年ぐらい前で、ここにでてくる若者たちの年齢は10代後半から30ぐらいまでの人たち。ということは、まさに私と同世代ということだ。
そんなわけで、私はといえば完全に”やさしさ”の方なんだけど、それって違うよねぇ、と随分自分の中で考えてきたことでもあるので、すごく興味深く読んだ。
「やさしさ」は治療で、”やさしさ”は予防であり、”やさしさ”は自分も他人も傷つけないことが第一だと筆者は言ってる。
私が思ってきたのは、ここで言う”やさしさ”というのは、一種の自己防衛だということ。人の心の中は分からないけど、自分自身を考えてみれば、そういう側面はある。
なんてことを書いてると、いつまで経っても終わりそうにないので、このへんで切り上げとこう。
実は時間ないだけなんだけど。
気が向いたらまた書くかも。
そうそう、3月になったけど、5周年企画のお題はまだまだ募集中。