「いい女」(thanks to Odacchiさん)
いい女、って、そんなもの語ったら、自分のことを棚どころか、天井裏ぐらいまで、いや、屋根の上ぐらいまで上げとかなくっちゃならなそうだけど、いいのかな。
まぁ、なんなら月まで上げとくとして。
いい女ってなんなんだろうなぁ。いい人、と言うとニュアンスが違ってしまうけど、人間としてすばらしいとか、そういうのとは、どこか違うわけで。そういう部分も含まれるかもしれないけど、それだけじゃないしねぇ。
なんだろうなぁ。いい女って。
顔がいいとか、スタイルがいいとか、そんなんだけでもないし、かといって性格がよければそれでいいっていうものでもないだろうし。
そうだな、私が好きな女性の姿というのは、さびしくても苦しくても辛くても悲しくても不安でも迷っていても悩んでいても落ち込んでいても、とにかく、グッと顔を上げて、笑える、そういう姿。あるいは、できなくてもそうしようとしている姿。
そういうのが、すごくカッコイイ。
でも、それは強くあることではないと、思うんだよね。
ただ、感情を抑えて笑うだけだと、蓄積されて、どこかで無理が来る。そうじゃなくて、そういう自分の弱さを全部引き受けて、それでも笑える、これが強いことなんだと思うんだよね。
そういう強さがいいな、と思うんだけど、あんまり人にはオススメできないね。どことなく幸せになれそうにないもん。
で、そうね、いい女とは何か、っていう話ね。私はやっぱりね、容姿も必要だと思うのね。でもって、視線の配り方だよね。こう人を引きつける目線の動かし方ってあるじゃん。
たとえば、杉良太郎さんの流し目とか。・・・って、男じゃん。
まぁ、そんなことね。
それから、内面的には、弱さを知ってる人だね。それでもって、その上で尚、辛いときに笑える。それでもって、その笑い方はにっこり、で。
あぁ、頭はよくないとね。どんな意味でも。
要するに、才色兼備、その上、弱さや痛みを知ってる人ってことか。
・・・難しいな、これは。