「昨今のキャラクターで思うこと」(thanks to かおちゃん)
私もたいがいキャラクターとは縁の薄い人生を歩んでるような気がするんだけど、好きなキャラクターとか言われても、思い浮かばないし。
そうだねぇ、これまで好きだったのは、ドラえもんとか、ウルトラマン、あとは、あれ、なんだっけ、あのサンリオで野球とか、サッカーとかもしてたかな、そういうなんか2頭身の男の子のやつ。
ちょっと待ってね。
探してまいりましたよ。サンリオのサイト行って。そのスポーツ少年たちは、ギミー ファイブ、だって。なんかね、学校で作った、オルゴールと、エプロンにその絵を使った記憶があるなぁ。
かといって、別に何かを集めてたわけでもないんだけど。
自分の趣味はともかく、昨今のキャラクターですよ。ね。
さて、そこでキティちゃんに注目。
キティちゃん、同い年なんだけど、未だにキャラクター界のトップを走り続ける、言わずと知れたスーパースター。芸歴30年の大ベテラン。
昔は、キティちゃんといえばキティちゃんで、どこからどう見てもキティちゃん(こんな感じ)だったのに、最近じゃ、どこでもかしこでも着ぐるみ着まくり。
検索してたら、ご当地キティを作ってる会社のサイト見つけた。
http://gotochikitty.com/
ご当地キティのあすなろ舎 子猫屋 WebSite
トップページ見てびっくり、なんとキティ、スキージャンプペアもやってるらしい。
どんな無理難題をやらされているのかと、買いもしないのに、ついついサービスエリアなんかでは、チェックしてしまうんだけど、たまに3頭身になってたりするから、さらにビックリ。あれはもはやキティじゃないんじゃないかと。
この、キティちゃんの芸歴30年にして、ここまで仕事を選ばない、涙ぐましい仕事ぶりから、思うことは、大人向けのキャラクター市場の確立かな。・・・と、難しげなことを言ってみる。
たとえば、このご当地キティ、買うのは大人が中心だと思うんだよね。キティ好きの子供たちに大人が買い与える、ということもあるだろうけど、やっぱりある種コレクター向けだろうと思うし、ひとつひとつの値段はたいしたことはないとは言え、1000種もあろうかという数のものを集めようというのは、子供にはなかなか難しい。
あるいは、リラックマとか、たれパンダといったような、見た目は子供向けでもいいけど、リラックマの人生経験豊富なオヤジのような、含蓄のある言葉に、癒される、なんていうのは、やっぱり大人だろう。というか、あれで癒されると思う子供は、できればいないでほしい。
そういう、根本から大人向けのキャラクターというのが育ってるわけだ。ちなみにnこのたれパンダとリラックマ同じところ(サンエックス)のキャラクターだったりするってのは、有名な話か。
印象としての話なもんで、裏付けなんか何もないけど、私が子供の頃、たとえば、サンリオのキャラクターを大人が集めている、ということは、少なくとも一般的じゃなかったと思う。
だけど、たとえばサンリオのキャラクター紹介にある、一番古いキャラクターは1973年生まれ。キティは74年。ということは、このころ子供時代を送っていた世代からは、小さい頃からキャラクターと一緒に育ってきている、とも言えるわけで、その世代が大きくなったことで、大人がキャラクターグッズを買う、ということにも抵抗がなくなってきたのかなと。
言ってみれば、ジャンプを読んで育った世代が、大人になってもジャンプを買い続けるのと同じようなもんかも知れないね。
・・・って、最初は、最近のキャラクターって設定妙よね、って話をしようと思ってたのに、こんな妙な話になってしまった。