今ニーチェを読んでる。
とかいうと、ちょっと賢い感じ?
なんて言ってる時点で賢くないか。
どっちにしても、この本、現代語訳で読みやすくなってるからね。
原題は「アンチクリスト」というらしい。
キリスト教をこきおろしてる。時代と文化的な背景を考えると、大変なことだよね。
でも、この現代語訳、読みやすくておもしろいのはいいし、そういうのは大歓迎なんだけど、興ざめなところもある。
いくら現代語訳だからって、「バカの壁」だの「世界の中心で愛を叫ぶ」だのが出くるんだよね。さすがに勘弁してほしいなぁ。
こういう流行語っぽい言葉を使っちゃうと、訳文自体もすぐ古くなっちゃうしね。もったいない気がする。
それに、ただでさえ、いつ書かれたか、分からなくなりがちなのが、ますます分からなくなる。
何より雰囲気ぶち壊しなんじゃないかと。
まぁ、新訳はどんどん出してほしいけど。
いや、訳はそのままでも、文字、大きめで出し直してくれるだけでもありがたいかも。