今日の過ごし方
ゴールデンウィークだってのに、お金下ろすの忘れた。
これまで買えなかったものをいくつか買おうとか、やらないでいたことをいくつかやろうとか思ってたのに、しかも、明日飲み会だってのに・・・財布に英世さんが5人って、どうしたもんか。
予算3,000円って話だから、なんとかならないでもなさそうな気はするけど。
郵便局のATMってつけるのかな。
世の中、お金がすべてじゃないけど、お金がないとできることがだいぶ減ってしまうのも事実よねぇ。
まぁ、この5連休、初日の今日は”なにもしない”予定だったので、よしとする。
で、今日はのんびりした後、しばらく行けなかった整骨院に行き、それから読書。
その本、さっき読み終わったんだけど、これがよくて、わざわざパソコンを立ち上げてしまった。
いい小説を読むと、読んだ後しばらく放心状態に陥ったりするんだけど、これがまさしくそう。
そのタイトルは、
帚木蓬生作『閉鎖病棟』。
この人、読み方は「ははきぎほうせい」っていうのね。初めて知った。
物語の舞台は、ある精神科病棟。
さまざまな症状、それぞれの過去を背負っている患者たちが主人公。
なんだろうなぁ、まず、目線がフラットだということ。余計な感情を感じさせないことが、かえって登場人物の感情を浮きだたせているような気がする。
いざ、書こうとするとうまく書けないもんだ。
うろ覚えだけど、
「悪いことをする警察官がいても、すべての警察官が悪いとは誰も言わない。それと一緒で精神病患者にも悪いことをする人もいる。でも、精神病患者が悪いことをすると、すべての患者が危険だと思われる」
といった文章があった。
そうやって、正常と異常の線引きをして、自分を正常な側に置けば、”安全”だし、傷つかないし、現実を引き受けられない自分の弱さを認識しないですむ。
そういうことなんだろうなぁ、と思う。
どっちにしろ、人は、過去や病や痛みを全部背負って生きていくしかないんだろう。